ブルーグラス音楽のルーツ

ブルーグラス音楽とは

ブルーグラス音楽は、19世紀以降アメリカのアパラチア山脈南部で、イギリスから伝承されたサザンマウンテンミュージックにルーツがあると言われています。
ブルーグラスは、マウンテンミュージックやオールドタイムなどのアイリッシュ伝承音楽の流れをくみ、融合発展させてきました。

ブルーグラスは、他のヒルビリー音楽に比べて、民間伝承音楽の様式上の特徴をかなり強く維持しており、演奏やスタイルも、ブルースやジャズの影響を受け、歌唱法も黒人の賛美歌の歌唱法が持ち入られたり、ラグタイムのリズムなども入っています。

アップテンポの曲調や大半の曲がメジャーコードを使う為、明るく陽気な音楽と思われがちですが、歌詞の内容は、悲しい歌や辛い生活の歌が多い。

ブルーグラス音楽は、その演奏スタイルにあり、基本アコースティック楽器のみで演奏されます。
各楽器のソロパートはメロディーラインを含むアドリブで演奏され、ジャズと同じようなスタイルを取り、歌詞のある曲では、基本的にサビのパートは2部3部とハーモニーを伴うのが特徴です。

ブルーグラスとは、その演奏や歌唱スタイルこのとで、このようなスタイルで演奏されているのが、ブルーグラスです。

バンドの構成は様々ですが、ギター、5弦バンジョー、フラットマンドリン、フィドル(バイオリン)、ドブロギター、ベースギターなどを使用して構成されます。
演奏者は各楽器の名手で、伝承音楽をやっている人が多く、伝承音楽をやっている人がブルーグラスもやるって言う感じがします。

ただ、ブルーグラスの音楽性の幅は広く、いわゆる明るいアメリカ民謡的なオーソドックスなスタイルや、オールドタイムのようなアイリッシュなスタイル、ロックやジャズの指向が強いニューグラス・グラスロックやジャズグラス、デビッドグリスマンによるドーグミュージックなど、その音楽的なテイストの幅は広い。

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