ブルーグラスバンドの編成とスタイル
ブルーグラスの演奏は、コンボジャズのような演奏スタイルを取っており、リードを取る時はアドリブで演奏しています。
ブルーグラスのバンドの楽器構成は、そのバントの音楽性や方向性、スタイルにより様々ですが、基本的には各楽器の特色や音色により大体4~5楽器の編成になります。
音が伸びる楽器はフィドル(バイオリン)とドブロギター(リゾネーターギター)で、マンドリン(フラットマンドリン)の音は伸びませんが、軽快にリズムを刻むことが出来ますし、それぞれの楽器の音の大きさも違います。
各楽器がリードを取っている時に、どうバッキングするかもリードを取っている楽器によって変わってきます。
ブルーグラスを演奏する時のバッキングの役割は、リズムを刻むだけではなく、リード楽器を活かす為にいかにバックで応援するかが重要になります。
バンドの楽器構成
ギター・バンジョー(5弦バンジョー)に加えて、Fマンドリン(フラットマンドリン)、フィドル(バイオリン)、ドブロギター(リゾネーターギター)のいずれかに、ベースギターが加わり4~6楽器の構成になります。
4部編成
・ギター+バンジョー+マンドリン+ベース
・ギター+バンジョー+フィドル+ベース
5部編成
・ギター+バンジョー+マンドリン+フィドル+ベース
・ギター+バンジョー+マンドリン+ドブロ+ベース
6部編成
・ギター+バンジョー+マンドリン+フィドル+ドブロ+ベース
・ギター+セカンドギター+バンジョー+マンドリン+ベース
ほとんどのバンドは、ほぼ以上の組み合わせで構成されています。
これでおわかりのように、どの編成が組まれても、ギターとバンジョーとベースが入っています。
これが、ブルーグラスの演奏スタイルになります。