ブルーグラスの演奏楽器 ブルーグラスで演奏される楽器の紹介! バンジョー バンジョーには、4弦バンジョー(テナーバンジョー)・5弦バンジョー・6弦バンジョー(ギターバンジョー)があります。ブルーグラスでは、通常オープンGチューンの5弦バンジョーを使用します。5弦は、5フレットにペグが付いており、3弦Gのオクターブ上のGになっています。奏法は、主にサムピックと鉄爪を使用し、プレーヤーの好みで3フィンガーや2フィンガースタイルで演奏しますが、曲調やプレーヤーの好みで、爪を付けずに指で掻き鳴らすフレイリング(クローハンマーピッキング)奏法で弾いたりもします。 ギター ブルーグラスギターの代表モデルと言えば、マーティンのD-28が有名です。ドレッドサイズがかもし出す低音域と繊細な高音域が、他の楽器との相性がいいからでしょうか。演奏は、主にフラットピッキングで弾きますが、中にはサムピックを使用して指弾きするプレーヤーもいます。ブルーグラスギターでは、ローコードを使用しベースランニングを入れながら、音を響かせて演奏します。 マンドリン アメリカでマンドリンと言えば、フラットマンドリンの事を指します。奏法は、シンコペートションが多くブルースやジャズの影響を強く感じさせます。 フィドル(バイオリン) バイオリンのことを、アメリカではフィドルと言います。その奏法も、シンコペートさせたりスラーや不協和音を使ったりと黒人音楽の影響を受けており、ブルージーな音を奏でます。また、音量を増したり音の明るさを増すために、スティール弦を使用するプレーヤーが多い。 ドブロギター(リゾネーターギター) ドブロギターと言うのは、元々ドベラ兄弟が共鳴板(リゾネーター)のついたギターを作ったことから、その名前からドブロギターと呼ばれるようになりました。正式な楽器の名称は、リゾネーターギターと呼びます。弦上をスチール製のバーを使ってスライドさせ、サムピックや鉄爪をつけてバンジョー同様にスリーフィンガーで演奏します。チューニングは、通常オープンGです。 ベースギター ブルーグラスでは、コントラバス(ウッドベース)を使用し、音のまとまりや音の幅を広げます。ただ、バンドの指向性や曲調によってエレキベースを使用することもあります。